ECサイトのSEO事始 対策をはじめる前に確認すべきデータ
弊社がSEO塾キャンプやセミナー、あるいはコンサルティングをやっていて、最近ものすごく気になる点がいくつかある。
たとえば「Web標準」なんてことは、SEO業者が声高に言うとしたら畑違いの感がないでもない。
Web制作関連の事業者も、「ホームページ制作」でSEOをやって受注することも大事なのだろうが、日本に正しいWeb作成の土台を普及させるエバンジェリストになってもらいたいものである。
そしてECサイトオーナーの方も、順位が上がらない、下がった、というときの脊髄反射的ペナルティ疑惑も、いい加減に卒業するべきである。
ECサイトがSEOをはじめるときの心得や集めるべきデータは?
まず、Yahoo!検索がBingを採用するにしても、まだまだ先の話である。
しかも、現在でもバックエンドのYSTエンジンと、フロントエンドの日Yahoo!の検索結果画面は別々に管理運営されているので、Bing導入後も、フロントエンドは日Yahoo!の独自性が発揮される可能性が高い。
また、ビジネスエキスプレスなどの日Yahoo!の収益源のこともあるので、そのまんまBingということはあり得ないと思った方がいいだろう。
よって、今のうちからBing対策に耽るようでは、リソースの無駄遣い以外のなにものでもない。
それよりは、所詮、検索エンジンは検索エンジンであるから、もっと普遍的な検索の仕組みとか、ペナルティを受けかねないブラックハットそのものをよく知っておくとか、まっとうなホワイトハットに習熟するとか、先にやるべき課題も山積みなのである。
つまり、枝葉に熱中するのではなく、根幹や、さらには樹木の土壌そのものに注意を向けるべきだということ。
ともあれ、ECサイトにとっては、明日のBingより今日のYahoo!である。
まずはインデックスの調査
塾生であっても、これから申し込もうとする方であっても、決定的に欠落しているのが、インデックスのリサーチである。
順位だけは、落ちたとか、上がらないとか、泣き言は並べられているのだが…
このSEO塾の公式ブログ:http://www.algoritmi.jp/を例にする。
- Googleのインデックス調査:site:algoritmi.jp
- Yahoo!のインデックス調査
- Bingのインデックス調査:Webmaster Center
基本は、検索会社のツールでサイトのインデックスの数や状態を確認する。
トップページが一番目に表示されない
この現象は、非常に危険である。
よって、SEOの小技裏技、なんとかかんとか、と血道をあげる前に、まずはインデックス調査とトップページの位置確認である。
すべては、ここからはじまる。
wwwの有り無し
サイトオーナーとして、www有りが意図したURLの場合、www無しでインデックスされているケースがある。
当然、wwwの有り無しは、非常に影響が大きい。
URLが2つあるわけだから、バックリンクも分散している可能性が高い。
これが、SEOがうまくいかない悲劇のはじまりでもある。
index.html が表示される
URLを正規化しておけば、というよりも普通のサーバー設定で、
- http://www.ドメイン/
- http://ドメイン/
- http://www.ドメイン/index.html
- http://ドメイン/index.html
などは、すべてトップページが表示されるはずである。
ところが、上記の検索会社ツールや、検索結果などで、index.html付きで表示されることが稀にある。
これも、十分に危険信号である。
念のための処方としては、下記などがある。
- 内部リンクを、「./index.html」などから「./」というように変更しておく
- 外部リンクで管理がおよぶ範囲では、「http://www.ドメイン/index.html」をすべて「http://www.ドメイン/」に修正する
- index.html「あり・なし」のURL正規化 – 301リダイレクト応用編 | 海外SEO情報ブログ・メルマガ などを参考に、.htaccessファイルによってリダイレクトを仕組む
なお、www有り無しの統一も、.htaccessファイルによって設定が可能である。やり方は、検索してみるといいだろう。
depth:0 と旧型TDP
とりあえず弊社の判定では、現在のYahoo!では、旧型TDPと新型TDPがある。
新型TDPは、米日公式ブログのWeather Report の表などを参照していただき、下記のYahoo!更新の時にトップページやSEO対象ページが検索不全に陥った現象を指している。
- 04-08
- 05-22 日Yahoo!独自更新
- 06-02
これ以前に、トップページやSEO対象ページが検索不全になっているケースは、旧型TDPの可能性が高い。
その判断基準は、次のとおり。これまたSEO塾の公式ブログ:http://www.algoritmi.jp/を例にする。
- 米Yahoo! Site Explorerで、トップページ・SEO対象ページが上の方に表示されている
- 日Yahoo! サイトエクスプローラーでは、トップページ・SEO対象ページが上の方には表示されていない
- depth:0 site:www.algoritmi.jp のYahoo!検索で、トップページ・SEO対象ページが上の方に表示されていない
これらがすべて当てはまっている場合は、SEO塾テキストのリスクマネジメントにあるTDPリカバリー策を試してみると、順位が回復する確率が高い。
新型TDPは、リンクの量と質、内部リンクと外部リンク、あるいは古典的なSEO=スパムなどが問題化している可能性がある。
サイトごとに状況が違うので、一般的なリカバリー策は今のところ提示できない。あしからず。
ペナルティよりもSEO不足 バックリンクの質と量
次に、キーワード検索の順位がよろしくないとき、サイト開設してから数ヶ月も経つのに、いっこうに順位が上がらないのはペナルティ? という反応に注意である。
今度は、サイトのバックリンクをリサーチしてみること。
- Googleのバックリンク調査:Google ウェブマスター ツール
- Yahoo!のインデックス調査
- 日Yahoo! サイトエクスプローラー
- 米Yahoo! Site Explorer
- Bingのインデックス調査:Webmaster Center
バックリンクは、それぞれの検索会社のツールを使うことがベストである。
なお、日米Yahoo!を除いて、つまりGoogleとBingではアカウントによるログイン、というかその前にサイト登録を済ませておかなければならない。
つまり、SEOを目的として、他人のサイトのバックリンクを調査することは、GoogleとBingは妨げているとも言える。
よってなおのこと、塾生やSEO塾へのお申し込みの際には、自サイトを検索会社ツールで調査して、そのデータの概略をお知らせしていただく必要があるのである。
ともかく、ある程度厳しいキーワードでは、いわゆる空中戦、つまりバックリンク勝負の度合いが高いので、競合と比較したバックリンク数などはチェックしておくべきである。
そして、競合よりも被リンク数が多いにもかかわらず、自サイトの順位に不満がある場合は、ひょっとしたらペナルティかも? という疑惑が生まれるのである。
ところで、競合を含む他人のサイトのバックリンクは、日米Yahoo!のサイトエクスプローラーを使うこと。
というか、Yahoo!のツールでしか、他者サイトのリサーチはできない。
Web標準を目指して
最後は、JavaScriptやCSSの外部ファイル化ができているかどうか。
また、ブラウザーも、Internet ExplorerやFirefoxやGoogle Chromeなどで、自サイトの表示確認を。
ChromeはレンダリングエンジンにWebKitを用いていて、これは元Apple製で今はオープンソースになっている。
よってMacOS Safariの疑似表示確認もできるので、Windows PCしかもっていないECサイトオーナーは、ぜひともChromeをインストールして活用したいところである。
データリサーチで異常が見つかったら…
最後に、順位が上がらない、下がった場合、上に述べたインデックスやバックリンクなどでデータ的に問題が見つかった場合は、SEO塾へお申し込みいただきたい。
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そうですね。なんというか小手先だけのSEOというものにはすごくむなしさを感じますね。何にも振り回されず、お客様の魅力あるコンテンツを作っていく。そのための注意点が書かれていて、例えばindex.htmlをアリにするのかナシにするのか、など、運営上の注意点があって、すごく役に立ちました!
2009.08.05 11:59 am 名刺印刷屋
いろいろと勉強になりました。ありがとうございます。実践してみます。
2009.08.07 4:20 pm 成果報酬SEO