バックリンク再考 Yahoo!の順位変動とWebRank・TrustRank
旧来型のTDPは、トップページ・ダウン・ペナルティと言うものの、トップページに限らずSEO対象ページが突然、YST更新や日本Yahoo!独自更新によって1000番圏外に追放されるような現象である。
旧来型の特徴は、圏外追放されたページだけのソースを修正することによって、ほとんどリカバリーが可能である。
だがしかし、ここ数回のYahoo!の順位変動は、そういったTDPとはまったく違う様相を呈している。
さらには、この順位ダウンに対して、ペナルティを受けたと脊髄反射しては、以降のSEOの方針自体も大きく歪んでしまう可能性がある。
SEOの基礎知識としてのPageRankとWebRank、SeedとTrustRank
まずは、こちらの記事から話を進めていく。
Google ヨーヨー現象は、バックリンクとトラストが原因か? | 海外SEO情報ブログ・メルマガ
もし、自分のサイトがヨーヨー現象にはまっているようなら、バックリンクを見直して、自作自演が度を過ぎていないか、Googleにトラストを与えられているようなサイトからのリンクを得られないものか、これらをチェックしてください。
鈴木謙一さんのエントリーでは、Googleの日替わり順位変動? をTrustやSeedで説明している。
実は、Yahoo!でも同様の現象が起こっており、一桁台のアップダウンは別として、数百番台で上がったり下がったりを繰り返しているサイトやページがあるのである。
それどころか、一過性の乱高下ではなく、更新による確定的順位変動の正体も、リンク元の素性が大きくからんでいるのではないのかということである。
さて、SEOを業務としている会社では、自社およびクライアントが激戦キーワードで闘っており、さらにはSEOガチガチの商用キーワードの順位チェックを怠ってはいないはずである。
弊社のリサーチでも、激戦商用キーワードの評価としては、ざっくりでは次のとおり。
- ここ数回のYahoo!の日本独自およびYST更新は、大きく傾向が違っている
- 最近の激戦商用キーワードでは、上位10位が完全に入れ替わった大激変のケースもある
- 過去の上位ページで、現在も上位であるのは、ほぼ半数以下
- 現在のYahoo!上位に躍り出たページで、Googleでも上位であるのは、少ない
- 過去のYahoo!上位で、現在も上位を保っているページは、Googleでも上位という傾向が強い
ということは、ずっとYahoo!で上位のページは、Googleでも上位であるケースが多く、安定したSEOは共通するものが多いという判断もできそうである。
他方で、最近Yahoo!上位になったページは、Googleとは違った順位のものが多く、ここではGoogleが評価するものとはまったく異なるSEO要因が想定されるわけである。
なかでも「SEO」関連キーワードは、もの凄いことになっている(笑
PageRankとWebRank
Yahoo!のWebRankは、既になかったことにされているが、GoogleのPageRankと同じような仕組みで計算されていると仮定して話を進める。つまり、リンクの量と質である。
このWebRankがよく見える場所は、日米のサイトエクスプローラーのバックリンク(被リンク元)である。
異なるサイトでも、有力なリンク元が重複している場合は、これらのリンク元が同じような順番で並んで現れる。
つまり、キーワードやトピックの関係は問われずに、WebRankの高い順に表示されると思えるのである。
例えば、Yahoo!カテゴリーそのものがWebRankが高く、ここからリンクを受けた場合もWebRankが高くなると想像できる。
いままでの、ヤフカテ登録サイトの優遇策は、こういったことだったのだろう。
しかもSEO塾の仮説では、Yahoo!のアルゴリズム、SEOスコアのカウントの仕組みは、足し算ではなく掛け算ではないかと。
よって、WebRankが高いほど、他のSEOスコアに掛け合わせるので、昔はヤフカテ登録サイトはおいしい思いができたわけである。
ところが、最近のYahoo!の変動では、このヤフカテ登録サイトへの優遇策が崩れてしまっているのである。
ひょっとして、みずからが有力な、由緒あるドメインであるかどうか、これがSEOスコアとして拡大評価された可能性もある。
つまり、他力ではなく、自力の要素である。
SeedとTrust
まず、ずっとYahoo!で上位表示されていて、Googleでも同様というページは、みずからがSeedであるか、あるいはSeedサイト・ページからリンクを受けているという可能性を考えることができる。
ところが、Yahoo!でもGoogleでも長い間上位表示されてきたのに、最近Yahoo!で大きく順位ダウンしたページはどうだろうか?
仮定されることは、Yahoo!で評価されてきたバックリンクのSEOスコアが大きく下がった、あるいはゼロになったという、アルゴリズムである。
例えば、有象無象リンクに対して、Seedからのリンクが一定の割合を要求されるといったことである。
つまり、自作自演や一括登録その他のリンクが1000あれば、Seedからのリンクが1つないといけない。
Seedからのリンクが1に過ぎなければ、有象無象リンクは1万あっても100万あっても、1000リンク分のSEOスコア以上は足切りされる仕組みである。
これがペナルティとなると、1万リンクでSeedリンクが10個以上ない場合は、1000番の圏外へ追放するということになるだろうか…
よって、アルゴリズムにせよ、ペナルティにせよ、SeedやTrustというSEOを評価するにしても、SEOスコアのカウントの仕組みが違うので、結果としてYahoo!とGoogleでは順位がいちじるしく異なるということになる。
とはいうものの、検索エンジンとしての方向性は同様であるとも言える。
みずからが有力なサイトになるか、有力なサイトからリンクを受けるか、である。
姑息なSEOにとっては、非常に厳しい時代になったということだろうか…
TrustRank
なお、Googleのブランド・アルゴリズム?とYahoo!(YST)のTrustRankアルゴリズム では、TrustRankについて、スパム排除のネガティブなYahoo!のアルゴリズムを解説している。
これを応用した可能性もあるということだ。
要は、Seedリンク1つごとに、あるいは上記の海外SEO情報ブログのように、Seedの濃淡を加味して、TrustRankの数値を設定する。
これに見合う、総バックリンク、あるいはリンクの量と質、そういった対応すべき数値目標が設定され、この度合いによってアルゴリズム的にSEOスコアの切り捨てが起こるか、ペナルティ的に有無を言わさず圏外追放するかである。
ずいぶん待たされているが、やがて起こるYSTのインデックス更新で、これらの傾向が確定的なものなのか、一過性のものなのか、判明するだろう。



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