Yahoo! JAPANの「アルゴリズム」をGoogle Danceサイトで検証
先日、天変地異のごとくサイトオーナーに襲いかかったYahoo!検索の「アルゴリズム」のバージョンアップで、ある程度の規模の順位変動が起こっている。
Yahoo!検索 アルゴリズム アップデート(2008年12月) » 海外SEO情報ブログ・メルマガ
唸らせられたのは、SEO塾の石崎さんが11/29の時点で更新を予測していたことです。
と掲揚していただいたので、Yahoo!カテゴリ登録サイトの処遇にからむ、Y!Jのアルゴリズムの弊社仮説を解説してみることにする。
Yahoo!検索のアルゴリズムのバージョンアップとインデックス更新と
まず最初に、Yahoo!検索 スタッフブログの告知を振り返っておこう。
Yahoo!検索 アルゴリズム Update – Yahoo!検索 スタッフブログ
Yahoo!検索において、Yahoo! inc.が開発しているウェブサーチエンジン「Yahoo! Search Technology (YST)」の検索アルゴリズムをバージョンアップしました。
先日お伝えしたIndex Updateとは異なり、検索エンジンの動作にかかわるアルゴリズムの大幅なバージョンアップとなります。
アルゴリズムのバージョンアップは、新アルゴリズムを採用した検索エンジンへの切り替えとなり、過去にも何度か大きなバージョンアップを実施しています。
ポイントは次の3つ。
- YSTの検索アルゴリズムのバージョンアップ
- インデックス更新とは違う、検索エンジンの動作にかかわるアルゴリズムの大幅なバージョンアップ
- アルゴリズムのバージョンアップは、新アルゴリズムを採用した検索エンジンへの切り替え
なにやら、通常のインデックス更新よりもっと凄いことが行われているごとくであるが、例えば前回のインデックス更新については米Yahoo!が次のように公式に伝えている。
Yahoo! Search Blog: Weather Report: Yahoo! Search Index Update
We’ll be rolling out some changes to our crawling, indexing and ranking algorithms over the next few days and expect the update will be completed soon.
クロールとインデックスと、順位付けアルゴリズムの変更。これがインデックス更新でなされている。つまり、言葉どおり受け取れば、検索エンジンの機能の総体がインデックス更新で変化するとしか理解しようがないのである。
また、検索エンジンの主要なシステム構成 – インフォセンター の解説では、
- Yahoo! Search Technology(以下YST)は、これら「クローラー」「インデクサー」「検索サーバー」の機能および技術に対する総称で、Yahoo! Inc.が管理、運営しています。
- 検索サーバー:インデックスに登録されたウェブページに対して、検索結果の表示順序などの情報を追加します。
- ブラウザに表示される検索結果ページを作成する部分は「フロントエンド」と呼ばれます。フロントエンドは、利用者が検索窓に入力したキーワードを検索サーバーに問い合わせ、検索サーバーから返された結果を整形して表示するという処理を行っています。
となっており、米Yahoo!のYSTバックエンドに対する、日Yahoo!フロントエンドとしか説明がなく、日Yahoo!のインフォセンターの解説からは、フロントエンドしかタッチできないものが、どうして検索アルゴリズムを大幅にバージョンアップできるのか? という疑問がぬぐえないのである。
やはりSEO塾としては、YSTバックエンドでは個々のページに対するSEOスコア(変数を含む計算式)を用意していて、Y!Jフロントエンドで変数に任意の数値を入れ替えていると想定したい。
Google Danceサイトのwww在り無しとYahoo!カテゴリ登録サイト問題
Google Dance(グーグル ダンス):http://bingoall.net/google/ という弊社管理サイトは、Yahoo!カテゴリ登録サイトである。
Google Dance
Googleの上位表示を研究。
登録されているカテゴリも、タイトルも、紹介文も、ずっとそのままである。
ただし、サイトへのリンクのURLが…
まとめてみると、下表のとおり。
| サイトURL | カテゴリ登録 | |
|---|---|---|
| www在り | http://www.bingoall.net/google/ | 2008-11-28まで |
| www無し | http://bingoall.net/google/ | 2008-11-29から |
当時はブラウザのアドレス欄に手打ちというのもあったし、ベテランのWeb評論家?もwww無しの短い方が有利とか推奨していた人もいたし、本当に無知からwww無しをサイトのURLと自ら認定してしまったのである。
ところが、Yahoo!にカテゴリ登録を申請したときは、www在りでもアクセスが可能だったために、www在りのURLで登録されてしまったのである。
ここから、長い長い苦しみを味わうことになろうとは…
www在り無し問題 バックリンクやPageRank
先に、www在り無しでサイトのURLが2とおりできてしまう問題点を挙げておく。
当然、www在りと無しではまったく別のページとなってしまうので、在りの方で受けたバックリンクは無しの方に渡すことができず、逆もまた同様である。
このため、www問題のない競合サイトに比して、SEOの面で非常に不利になってしまう。
ここは十分気をつけるようにした方がいい。前車の轍を踏まないように。
www在り無し問題 ヤフカテのメリットが無い
まず、Yahoo!カテゴリ登録サイトに対するSEOスコアの加点の仕組みについて。これが、いわゆる日Yahoo!のアルゴリズムのバージョンアップによって遷移していることを追跡してみる。
上記ページは、2007-11-26のものである。
この時点では、フロントエンドである日Yahoo!は、ヤフカテ登録サイトの情報を自分のところに取り込んでいたはずだ。
弊社サイトは、
- タイトル
- Google Dance
グーグルダンス - 紹介文
- Googleの上位表示を研究
となっていたため、「Google」「Dance」「グーグル」「ダンス」「上位」「表示」、および左記組み合わせのキーワードの時に、日Yahoo!が所持するヤフカテ登録サイト情報と紐付けされて、検索結果でwww在りにすり替えられていたと思われる。
つまり、「グーグル 順位」というヤフカテ登録サイト情報にないキーワード検索の場合は、YSTそのままのwww無しのURLで弊社サイトがSERPsに表示されていた。
もし、「グーグル 上位」のキーワード検索ならば、ヤフカテ情報にあるので、YSTのwww無しのURLを、日Yahoo!乗っ取りでwww在りにわざわざ変更してSERPsに表示していたのだろう。
よって、弊社サイトの場合は、ヤフカテ情報にないキーワード検索の場合は、紐付けされないために、上位表示加点のメリットを享受できなかったのである。
ヤフカテ情報がYSTへ
さて、ここからがYahoo!カテゴリ登録サイトでリサーチする、アルゴリズムのバージョンアップの検証である。
弊社は、Yahoo!がGoogleからYSTへの切り替え以降、最初からずっと追跡している。下表は、今回のエントリーに関する部分だけを抜き出したものだ。
| WeatherReport | 間隔 | Y!J独自刷新/更新 | 間隔 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 33 | 2008-09-09 | 35 | |||
| 34 | 2008-09-25 | 100 | |||
| 35 | 2008-10-14 | 35 | |||
| 36 | 2008-11-21 | 35 | |||
| 37 | 2008-12-04 | 70 |
この「2008-09-25」のアルゴリズムのバージョンアップで、日Yahoo!はヤフカテ情報をYSTへ移譲していると弊社は推察する。
実録SEO セミナー直前課題 ヤフーのアルゴリズム変更の可能性の研究
「グーグルダンス」「グーグル 上位」「グーグル」などのキーワード検索では、「www在り」でこのいわく付きのサイトが表示されていた。2007-11-26現在。
さて今、同じキーワードで検索してみると…
上位表示されていることに変わりはないのだが、どれも「www無し」のURLが表示されているのである。
更新前までは、ヤフカテ登録サイトは人的に紐付けされていたものが、今回のアルゴリズム更新によって、機械的に参照される仕組みに変わったのではということである。
従来の、Yahoo!のお家芸であった労働集約型のカテゴリ登録サイトの底上げ作業を、YSTによる機械的自動的なSEOスコア加点システムへと移行させたと推察するのである。
弊社は、この時点でヤフカテ加点が減少したと言っている。他のSEO関連情報では、むしろ加点されていると。
なぜ、このような齟齬をきたすのか、弊社仮説によるYahoo!アルゴリズムの計算式で解き明かしたい。
ただし、この計算式と説明は、明日(2008-12-07)午後発行のYahoo!メルマガ – SEOアクセスアップSEMオーダーアップSEO塾 で。
さて、計算式の変数はYahoo! JAPANがいじっても、計算式そのものはYSTバックエンドの管轄ではなかったのか? ということになるが、おそらく、Yahoo! Inc.のDirectory登録サイトのポジションに、日Yahoo!のカテゴリ登録サイトを入れ込んだのだろうと推察するのである。
Yahoo!カテゴリ登録サイトの情報は完全にYSTバックエンドへ?
ということで、Yahoo!検索においては、カテゴリ登録サイトの扱いは非常に重く、かつ処遇が変更されることはアルゴリズムのバージョンアップをともなう可能性が非常に高い。
理論的にそうなるのである。
よって、2008-11-29のYahoo!カテゴリ登録サイトのwww無しがようやく認知される もしかして日Yahoo!独自更新? というエントリーになるわけだ。
既に計算式はできあがっているとはいえ、変数に日Yahoo!が独自に数値を与え、これをヤフカテ全サイト(トップページ)の再計算を行うわけだから、数日かかるのである。
なお、今年9月から今月にかけて、なぜYahoo! JAPANがカテゴリ登録サイトの処遇を変更したのかについては、いつYahoo! Inc.がどうなるか分からないから、YST丸ごと(日本の分だけ)を引き取ろうとしているのではと勝手に想像している。
今でも、Yahoo! Inc.の検索や広告事業の人材流出は進行しており、日Yahoo!のスタッフが多く入り込んでいるのは間違いないだろう。
そして、まだまだYahoo!検索における順位変動は勢いを増していくだろう。より日Yahoo!の意向が強まるからだ。
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