{追記}グーグルがヤフーとの検索連動国の提携を白紙に
Googleは、司法省(DOJ)の圧力と企業活動との費用対効果を測って、Yahoo!との広告提携を放棄したようだ。
GoogleとYahoo!の検索連動広告の提携はなくなった
今回は、日本の新聞各社の報道が素早かった。
しかし、Yahoo! Inc.はアメリカの会社であり、Yahoo! JAPANとは直接関係もないし、Microsoftも買わないと明言しているので、ニュース価値もほとんどなくなっている。
両社は最近契約内容を見直し、グーグルからヤフーにいく収入額に25%の上限を加えたが、それでも司法省を満足させるには至らなかったようだ。そこでグーグルもお手上げとなり、戦いを放棄した。
DOJ(司法省)の強硬姿勢で、提携はどうにも受け入れがたいものとなった。提携が続く限り、こうした独占禁止の監視は続く。そしてそれに全て耐えるだけの利点はもはや、残されていなかった。
あと忘れちゃならないのが、マイクロソフト・ファクター(結果を左右する流動化要因)だろう。そもそもグーグルがこんな提携を持ち掛けた動機はひと つ、今年はじめマイクロソフトから出された買収の誘惑を振り切れるよう、ヤフーに援護射撃することにあった。今は情勢が違う。マイクロソフトはもう吹っ 切って次にいってるようだ。金融市場も崩壊した。今後ヤフーは自分の問題は自分で解決していかなくてはならないだろう。
Yahoo!を通じて利益を拡大する道は閉ざされたものの、Microsoftという競合の恐怖も免れているので、Googleとしては戦略目標は達成できたのだろう。
あとは、Yahoo!自然死による覇権完遂のみである。
しかし、金融危機を迎えて、投資家もまだ往生際が悪いことに驚く。
面白いことに、グーグル撤退のニュースでYahoo株は5%近く上がって1株$14となった(逆にGoogle株は2%落ちて1株$358)。 これはヤフーの運命が再びヤフーの手に返ったことを歓迎してるのだろうか? それとも、マイクロソフトに再びヤフーに駆け寄るチャンスがめぐってきたからか?
もっと驚くのは、今回のGoogleとYahoo!の破談といい、ソフトバンクの750億円の特別損失の可能性といい、日本の新聞各社がこぞって真っ先に取り上げることである。
ICT先端企業は、旧式メディアにとって羨ましくて(憎くて)しょうがないから、ここぞとばかりにスキャンダルめかして叩きたいのであろうか。
Yahoo! Inc. CEO Jerry YangがMicrosoftへの売却をほのめかす?
エントリーした直後に、ロイターの記事が飛び込んできた。
米マイクロソフトへの身売りは今でも最善策=ヤフーCEO | テクノロジーニュース | Reuters
米インターネット検索大手ヤフーのジェリー・ヤン最高経営責任者(CEO)は、米ソフトウエア大手マイクロソフトへのヤフーの身売りが「今日でもなお」最善の策とみている、と述べた。
ただし、適正価格である必要がある、とした。
ヤン氏は「独立企業として存続すべきとの考えはない」と述べた。
なにやらブラフ臭い。最近のJerry Yangは、自社株価操作のために山師になっているのではと思いたくなる。
追記 ヤフーのジェリー・ヤン、Web 2.0で語る
ここでは、Jerry Yangはまったく違うニュアンスで、Googleとの破談やMicrosoftとの交渉について語っているようだ。
Yangはきっぱりと、Microsoftへの身売りについては何も決まっておらず、いつでも契約交渉に応じられるし、両社はそれほど遠く離れてはいない と答えた。また、Microsoftは引き続き、同社がもはやこの取り引きに関心がないことを明言している、とYangは言う。
自分(Yang)はYahooが独立でいられるかどうかには関心がなく、会社にとって最善であることしか望んでいない、と言った。また、提案が破棄された後、再び関心を持ってもらおうとMicrosoftに立ち返ったことを、繰り返し話した。
つまり、Microsoftの買収に応じる心づもりはあるが、向こうが買わないのだと。
Yangが、「何が起きたのか」といえば、契約を結べるよう司法省に働きかけてきたけれども、Googleは「交渉を続けたくないことがはっきりしていた」という。
「Googleが、この提携を守ろうとしなかったことには、失望しています」とYang。
これも、Yahoo!は未練があるが、Googleが一方的に縁を切ってきたと。
Yahoo!のビジョンについても尋ねられているが、あまり伝わってこないようだ。



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