{追記}米オンラインショッピング ブラックフライデーからサイバーマンデーの売り上げ好調
アメリカの通称ビッグ3があわや倒産かと騒がれている。自動車大手3社のGM(ゼネラル・モーターズ)、フォード・モーター、クライスラーは、アメリカ浪費文明の象徴として退場するべきなのか。
ともあれ、人類の歴史における大転換点を迎えているかもしれず、大局的には産業構造が再編成され、必要のない企業が潰れ必要のある企業が台頭し、あわせて人材も必要のない業種から必要のある業種へと大移動をともなうであろう。
われわれスモールビジネスにおいても、時流をよく読んで、業種を変えるなり、それが無理ならせめて業態を転換するべきである。
例えば、卸売から小売りへ、あるいはBtoCからBtoBへ、など。
米オンライン商戦–サイバーマンデーも予想を覆す好調ぶり
アメリカの景気後退が世界に暗い影を投げかけているが、一概に経済が壊滅状態でもないらしい。
米オンライン商戦–サイバーマンデーも予想を覆す好調ぶり:マーケティング – CNET Japan
comScoreの調査によると、米オンラインショッピングサイトは、米国時間12月2日に8億4600万ドルを売り上げ、前年と比べて15%の増加となったという。
2008年の感謝祭後の週末には、2007年と比較して、13%増となる売り上げが見られたが、オンライン小売業者は、その後の最初の月曜日を「サイバーマンデー」と呼んで、ホリデーシーズン中にオンラインで買い物をする最適な日と位置づけている。
このすべては、最悪の事態にも備えていた業界にとって、歓迎すべきニュースである。
ちなみに、日本人にはよく分からない外国の行事習慣だが、アメリカでは11月第4木曜日に感謝祭が行われ、翌金曜日からクリスマス・セールがはじまるらしい。
この金曜日を、小売店が黒字になるということから「ブラックフライデー」なる経済用語が生まれていると。
ブラックフライデーから週末の土日を経て、あくる月曜日は、オンラインショッピングもピークとなることから「サイバーマンデー」と呼ぶらしい。
なぜ、月曜日にオンラインショッピングするのかという疑問がわくが、それはさておき、久しぶりの景気のいい話は手放しで喜びたい。
ただ、ボーッとしてeコマースサイトも、消費行動を見守ったわけでもないことは追記しておこう。
comScore会長のGian Fulgoni氏は「小売業者が提供した『非常に積極的なオンライン割引攻勢』に対して、明らかに消費者の反応は良いものであった。サイバーマンデーのプロモーションは、感謝祭後の週末までに本格的にスタートし、ついに消費者は、財布のひもを緩めて、(ブラックフライデーから)4日連続で大幅な売り上げの増加に貢献するに至った(以後略)」との声明を発表した。
販売促進や、企業努力の成果ということである。
この未曾有(みぞうゆう)の不景気の中、サイバーマーケティングの勝敗が、次の時代の生存者を選り分ける試練となるだろう。
追記 サイバーマンデーの売上は15%増でも、客単価は5%減
Insight for WebAnalytics によると、サイバーマンデーの売上は前年比15%の増加であったものの、一人あたり単価は5%の減少だったらしい。
おもしろいのは、「職場からの注文が5割を占める」とのこと…
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アメリカ人は消費好きな人たちなので、景気が後退して、大きな贅沢(家や車の購入)は減っても、日常の小さな贅沢は出来る限り続けようという姿勢が見えます。その結果がオンラインショッピングの好調に現れているのでしょうね。
ちなみにサイバーマンデーは感謝祭からクリスマスまでの一ヶ月の年末商戦の始まりとして、感謝祭後の週末にお店で買えなかった商品を消費者がネットで検索し始める、ということのようです。
そしてこれは、消費者の習性で自然とそうなったということ以上に、小売店側が仕掛けている側面が大きいようです。
つまり、オンラインショッピングモールや価格比較サイトなどが売上を上げるために、その日に照準を合わせて一斉にセールを仕掛けるように加盟店を促しています。
日本のクリスマスやバレンタインは商業目的で日本に持ち込まれたと言う話もありますが、サイバーマンデーもそれに近いものがあります。
年に一度、盛大に買い物をしてもらう日を商業者が作り上げているわけです。
2008.12.04 3:48 pm 清音