Google Flu Trendsの凄さと怖さ グーグルは検索ユーザーのすべてを知っている?
アメリカ合衆国のインフルエンザ流行の傾向がわかるというGoogle Flu Trendsが、2008-11-11公開されている。
アメリカだけのことだと、やり過ごしていたのだが、思わぬ政治的な展開になってきたようだ。
Google Flu Trendsのアルゴリズムと検索ユーザーの個人情報
まず、Google Flu Trendsについて。
Google、インフルエンザの流行がわかる「Google Flu Trends」公開 :: SEM R
Googleによると、特定の(インフルエンザの)検索クエリのデータを集計することで、各州毎のインフルエンザ流行レベルを予測できることがわかった。この手法は、米疾病予防管理センター(CDC)が定期的に発表するインフルエンザ情報と比較して、1~2週間先に傾向が把握できたという。
例えば、次の記事。
検索傾向でインフルエンザ流行を予測する「Google Flu Trends」
Googleは、「インフルエンザ関連キーワードの検索数とインフルエンザの感染者数に関連性があることがわかった」と指摘。実際に米国の各州や地域における検索クエリを集約したところ、そのような兆候が見られたとしている。
ここまでは、ふーんという感じだったのだが。
プライバシ団体が「Google Flu Trends」に懸念,Googleにアルゴリズム公開を要請:ITpro
電子プライバシ情報センター(EPIC:Electronic Privacy Information Center)は,Google Flu Trendsにおいて,検索キーワード,検索を実行したマシンのIPアドレス,検索を実行した日時,ユーザーが要求したURL,使用しているブラウザとOS,クッキーIDなど,ユーザーの個人情報を保存していることを指摘し,プライバシの問題があると批判している。また,インフルエンザ関連だけでなく,AIDSや,特定の治療に用いる薬品の検索も追跡される可能性を挙げた。
まず、普通の読点「、」ではなく「,」が気にかかる。ということはどーでもいいことだが(笑
問題は、Google Flu Trendsを公開しようがすまいが、Googleには、すべての検索エンジンサイトには、指摘するような個人データが集まるということである。つまり、何を今さらということだ。
EPICは,「Googleは,検索実行者のプライバシを保護するための明確な対策については明かしていない。Google FluTrendsの透明性を高め,ベースにしているアルゴリズムを公開するべきだ」と述べている。
何というか、国際捕鯨委員会(IWC)の日本叩きのような、電子プライバシ情報センター(EPIC)の政治活動の臭いがしないでもない。
個人情報保護団体、Google Flu Trendsに矛先 :マーケティング – CNET Japan
Electronic Privacy Information Center(EPIC)とPatientPrivacy Rightsは先週、Googleの最高経営責任者(CEO)であるEricSchmidt氏に書簡を送り、記録データが「開示され、それにより利用者が特定された場合、教育、雇用、保険、さらには旅行にさえも不利な結果をもたらし得る」としてGoogle Flu Trendsにおける個人情報の保護方法について開示するよう求めた。
しかし、同サイトには利用者個人を特定するような情報はまったく含まれてない。
結局、このタイミングで、Googleをやり玉に挙げて、何がやりたいのだろうか?
関連記事:




コメントを書き込む