アップルが独自検索エンジンを開発中という噂
Appleが独自の検索エンジンを開発しているのではという噂が流れているらしい。
しかし、Microsoftでもどうにもならない、Yahoo!も投資家から検索エンジンを捨てよと催促されている、そんな実状でAppleがGoogleの虎の尻尾を踏むのだろうか?
Steve Jobs氏はMicrosoftにターゲットを定めるのを好むはずだ
まずはCNETの方から引用。
もし本当にAppleが検索エンジンを開発したとすれば、一体何が起きるのだろうか?
もしAppleが本当に検索エンジンを開発しているとするならば、筆者は、明らかにAppleは、Microsoftをターゲットとした闘いを仕かけようとしていることに疑問の余地はないと感じている。
Steve Jobs氏は、全力を尽くして、Microsoftにターゲットを定めるのを好むはずだ。なぜならば、Microsoftこそ、ソフトウェア業界で、何年 も前にAppleを破った唯一の企業であり、それゆえにSteve Jobs氏は、Bill Gates氏ほどには富を得られなかったからだ。
筆者というのは、本家CNET News.comのDon Reisingerということだ。
驚くのは、アメリカのジャーナリストでも、日本人のようなピントのずれた属人的考察をする人が最前線にいるということである。
たしかに、今日のiPodやiPhoneなどはJobsなくして市場にデビューできなかっただろうことは疑いない。
この意味で、Appleの復活はSteve Jobsという属人的成果である。
しかし、今この時点で会社にとって生死を分けるかもしれない事業の意志決定が、つまりほとんど成算のない検索エンジン開発が、Jobsの私怨を晴らすというためだけになされるはずもないだろう。
これは、小企業の社長のやることだ。あるいはベンチャーとか。
それにSteve Jobsは、Appleからの給料は年間1ドルだが、別に成果報酬を受け取っており、その年間報酬額は日本円で700億円を超えており、全米ナンバーワンである。
携帯デバイス向けのずっとビジュアルな、新しい検索エンジンインタフェースを開発
さすがに、ハイテク関連の技術や財務などの分析に長けているTechCrunchは、比べものにならないほど鋭い。
AppleとしてはGoogleがAndroidでiPhoneの牙城を脅かそうとしていることも不満だろう。GoogleのCEO、Eric SchmidtはAppleの取締役も兼ねているが、Appleの携帯戦略が討議される際には席を外している。噂ではSchmidtは取締役を辞任するかもしれないという。
Appleが検索エンジンを開発するネガティブな要因としての、Apple/iPhone vs. Google/Android ということである。
重要なのは、TechCrunchの分析では検索エンジン開発の技術者を、Appleはまったくヘッドハントや雇用など素振りも見せていないということである。
さらには、検索エンジン単体では何らのビジネスモデルでもなく、検索連動広告があってはじめてペイできるものである。
だからMicrosoftも検索エンジンを開発している。
そしてYahooで!は、自社製検索連動広告よりもGoogle外注の方が収益が高まるということであるから、AppleならばなおさらAdWords・AdSenseを使い続けた方が会社の利益になるというものだ。
われわれの推理はこうだ。Appleは、携帯デバイス向けの現在の検索エンジンのインタフェースに満足しておらず、今よりずっとビジュアルな、新しい検索 インタフェースを開発しているのではないか? 検索エンジン自体は依然としてGoogleを利用するものの、携帯ユーザーに快適な利用体験を与えるような 画期的な仕掛けを提供しようとしているのだと思う。
これが、一番納得性が高い結論である。
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